模試の国語の偏差値が当てにならない
という理由の一つは
実際の入試問題には、
国語の出題パターンがいろいろある
という点です。
1.模試のような説明文・物語文半々の出題
2.物語文がやたら難しくてEQを試す出題
3.説明文1つだけの出題(じっくり時間をかけて考えられる)
4.説明文2つだけの出題
5.説明文・物語文ともひねりが少なく、思考力・創造力を試す出題
6.すべてを短文による記述により解答させる出題
7.受験生の実力に差がでないので、超長文で差をつける出題
他にもいろいろなパターンがあります。
これを、1.を難しくしたような模試によって計ろうというのですから、
そもそも受験での結果を推測しようというのに
もともと無理があるのです。
それに、輪をかけるように、生徒さん達の実力にも特徴があります。
1.物語文には集中力がでるのに、説明文になると注意が散漫になる。
2.ゆっくり読めば、正答率が高い。
3.説明文は得意だけれど、物語文になると意味が取れなくなる。
4.速く読むことで、集中力が高くなる。
などです。
こうした傾向があるので、
1.のタイプのお子さんが、4.のタイプの学校を受けるというのは、
実は大変なミスマッチなのです。
それだけで、30~40点はロスすることになります。
模試には必ず物語文が出題されるので、
合格可能性が高くなってしまいます。
悪く言えば、片思いです。
早くあきらめて、別の受験校に切り替えたほうが良いのですが、
「説明文の勉強をやる!」
と言われると、それもいい機会かなと、
今の時期なら余裕で考えることも出来ます。(笑)
他の併願校をしっかり考えるきっかけにはなりますね。
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