こんにちは。 【脳力さくぶん教室】の直井です。
ここ数ヶ月、国語のテストの読解についての話が多くなっていますが、
それって、作文とどう関係しているのか、何の役に立つのかというのをお話しますね。
わたしの作文指導では、作文を書くときに、スターシートというオリジナル教材を使っていますが、
そこには、文の構成と考え方が書いてあって、記入した内容を作文にすることで、
実際に自分の頭を使って考えることと、考え方のフレームを学習することができます。
ある物事をとらえるためには、○○→△△ と頭の中で変換して、内面化していく過程が必要なのですが、
何もないところから、それを学習することはできません。
小さいころから、ご両親に「○○は、△△なのだ」ということを、無数に教えてもらったり、
「本を読む」ということによっても、無数の「○○は、△△なのだ」という思考のフレームを勉強しています。
この「本を読む」という学習過程がなければ、単に話言葉、会話レベルの思考しかできません。
作文のフレームを使って、作文を書くことは、
自分でもこの「○○は、△△なのだ」というフレームを使えるようになることを意味します。
赤ちゃんのときから、たくさんの言葉を聞いてきて、初めて言葉を発する瞬間のようなものです。
読解をきちんとやることで、漠然と本を読んでいるよりも、思考のフレームをきちんと学習することができます。
「国語のテストが解けないからきらい」というのは、なんとも勿体無い。
とらえかたによっては、国語のテストは、頭を良くする思考訓練の素材の宝庫なのですね。
読解は読解として、学習カリキュラムを組んでいるところですが、
将来的には、作文指導とつなげられる方向を考えているところです。
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