読解の生徒さんで、計画的な勉強が必要な方には、
自宅学習のスケジューリングをやってもらいました。
読解の場合、読み方や問題の解き方についての学習ができれば、
成績があがるのはもちろんですが、
それ以前に、到達したい目標に対して、
どのくらいの量の蓄積があるかというシビアな問題があります。
量というのは、
国語力ピラミッドでいうところの底辺の広さです。
作文の生徒さんに、暗唱や音読の課題を出したのは、
グリーンやブルーの相当する部分を増やしてももらうためです。
生活体験というのは、普段からどのくらい物事を考えたり、しっかり感じているか
ということの積み重ねです。
読解の生徒さんで、読書量が足りない場合、
(問題文が大人向けなのでみなさんそうですが)
効率を上げるためには、読書ではなく、
読解しながら、問題文を読む量を増やす必要があります。
そのため、すでに塾通いで埋まっているスケジュールの間をぬって、
課題をこなしてもらわなければなりません。
1週間の予定時間をすべて書き出して、
勉強に当てられる時間を算出し、
国語の課題をふせんに書き出して、そこに貼り付けました。
課題が済んだら、ふせんを縦むきに直して、チェックしていきます。
終わったら、サクセスシートというものに貼りだして、
自分のやってきた過程を確認してもらいます。
6年生で、一見、いっぱいいっぱいのスケジュールでも、
この作業をやってみると、睡眠時間をきちんととった上で、
14時間30分の学習時間がありました。
そこで、偏差値を上げたい教科の勉強を重点的に配置していきます。
どう時間配分すればいいのかが、一目瞭然になります。
自分で計算してもらうので、本人も納得の学習スケジュールになりました。
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