こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。
中学受験で、学校の校風との相性を聞かれることがあります。そうした時は、お子さんの性格やご家庭の教育方針などから、ここなら合う、合わないとアドバイスさせていただいています。
でも、実際に進学したらどうかということについては、「わかりません。」と答えています。一度限りの体験で、他とくらべようがないからです。一見合わない学校でも、その子にとっては、試練となって成長につながるかもしれないではないですか。
これは、結婚に似ていると思いませんか。すごく好きな人と結婚できたとしても、現実的に釣り合っていなければ、我慢が続いたあげく破局してしまいます。無理に意中の人を手に入れてしまったようなものです。逆にお見合いであまり気乗りがしなかったのに、結婚してから段々仲良くなって、幸せな結婚生活を送っているというのもよく聞く話です。
生徒さんが学校を選びたいように、学校も生徒さんを選びたいのです。釣り合わない学校に入ってしまったら、あまり楽しくない6年間を送ることになってしまいます。けれども、全力で努力して、すったもんだで入った学校というのは、お見合い結婚と同じで、入った後、案外素敵な学校生活を送れるものです。
結果というのは、神のみぞ知るですが、真摯な努力は幸運を招くように思います。小学生の受験生活は大変ですが、掛け替えのない体験でもあるのです。
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