志望校選択は現実的に

こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。

女性は感情が豊かなので、ある学校が気に入ると、その学校にほれ込んでしまって、その他の要因が見えなくなりがちです。

志望校決定の要因です。

1.過去問題で合格者最低点(わからない場合は平均点で推測)に達していること

2.校風・勉強の難度がお子さんに合っていること

3.家庭の教育方針と学校の教育方針が合っていること

模試の偏差値は12月までのものであり、目安にしかなりません。「チャレンジ校」という呼び名がありますが、甘い夢を見させるためのネーミングでしかありません。受からないものは受からないし、もし、受かっても入学後の勉強で苦労をするだけです。合格者最低点に達していても、不合格になることもあります。まったく受かる可能性がない学校を受けるのは、いたずらに他の学校を受ける機会を失うだけです。(記念受験という考えかたもあります。受からないとわかっていても、目標だったので未練を残さないという考え方です。それは1校で良いのではないでしょうか。)

逆に言うと、志望校を決めるのは簡単なのです。1~3の条件を満たしている学校を、上から順番に、受験日ごとに見て行けばいいのです。条件をすべて満たす学校というのは、意外に少ないのですが、そうした目を持たないと、いつまでも最適な学校は見つかりません。

厄介なのは、模試の偏差値が到達しているのに、実際には過去問題が解けていないことです。特に国語は合う、合わないの差が激しいので、要注意です。過去問題で達していないのに、「合格する」という読みを持つことは、妄想です。心が弱いのです。親がそんな状態で、冷静に判断できなければ、子どもは可哀そうです。

最適な併願パターンを組むことは、戦略です。戦略なくして、戦いに挑んではいけません。

最適な志望校を選んで、良い受験を迎えましょう。

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