今、小学校中学年までの生徒さんには、
暗唱に取り組んでもらっています。
100字ずつぐらいの説明文を、10回ずつ声に出して、
文を見ないでも言えるようにしていきます。
こうした練習をすることで、
普段あまり書いたり話したりしない説明的文章を
しっかりお手本として学習することができます。
説明をするときの語彙や接続詞、どんな内容を展開するのかということを、
実際の文章からつかみとってもらいます。
これを覚える時は、一度に数行の内容を繰り返すのではなく、
短い一文だったらそのまま。長い文章だったら、2回にわけて覚えます。
短い文章にわけることで、3回ぐらいで短期記憶に残って、
暗唱することができます。
だいたい記憶に残ったところで、チラッと見るぐらいで、通して言ってみます。
その状態で何回か繰り返すと、記憶に定着します。
どんな文章でも60回繰り返せば覚えられるといいますが、
それでは、飽きて、練習自体が面白くなくなってしまいます。
興味の出る文章を選ぶとともに、なるべく短い回数で覚えられるように、
このような工夫をしています。
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