中学生の生徒さんと話していて、
中高一貫校に在籍している場合、大学受験で小論文入試を選択するとしたら、
いわゆる受験国語をやる必要がないことに気づきました。
慶應大学の入試で出る小論文は、本来の国語力が試されるものですが、
逆にいうと、小論文やAO入試しか受けない道を選べば、
受験国語で選択問題を消去したり、指示語をすばやく発見するなどという
テクニックをやる必要がないわけです。
小論文は英語と数学が合格ラインに達している場合だけ、採点されますが、
それほど国語力の測定というのは、手間がかかって大変なものなのです。
しかし、私大トップ校の慶応大学がそうした道を開いているということは、
国語力をつける王道だけをやるという方向を、
進路選択の一つの可能性として考えても良さそうです。
中学生の生徒さんに関しては、
高校受験、大学受験、小論文入試とすべての可能性を考えて、
読解指導にも力を入れて行く方針です。
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