今、作文の通信指導と並行して、毎週土曜日に対面で読解の指導をしています。
現在小学校5年生で、中学受験の国語対策としての取り組みです。
国語のテストの点数が思うように取れないことの最大の原因は、
文意が把握できていないことなので、そのトレーニングをしてもらっています。
で、四谷大塚系の「組み分けテスト」が、来週あるというので、
昨日は、レベルにあった読解練習ではなく、
実際のテストにどう取り組みかということを、
シミュレートしてもらいました。
中学受験の国語の模試というのは、
センター試験や私大の選択式の問題などとちがって、
そもそも満点を狙うのが難しい試験です。
最上位の生徒に、点数差をつけないといけないため、
最後は、取り組み時間で差がつくような構造になっています。
なので、大方の生徒さんにとっては、
「捨てる」というのが、自分の実力を発揮するために、
もっとも必要な姿勢になります。
時間配分と問題のみきわめも、やってもらいました。
過去問題を解きなおしていたら、
30分の試験で、大問の文章題があるのに、
漢字と知識で15分かけるというとんでもない時間配分を、
やっていました。
一つの文章題にかけられる20分の時間内で、
5分で文意を把握しながら通読できなければ、
残り時間で、実力を出し切ることはできません。
6分で通読できたので、今回は、いつもの読解をやりながら、
試験に取り組んでもらうことにしました。
受験は一筋縄ではいきません。
こうしたノウハウ的な要素も、
国語のテストを読解のために有効に利用するためには、
必要なことなので、やっています。
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