「書く」習慣を身に付けるために、
絵日記を毎日つける
私立の小学校ではよくある取り組みのようですが、
公立の小学校でも取り組んでいる
という話を、作文教室のご家庭ではよく耳にします。
絵日記は、絵をかくことが好きな子にとっては、
楽しくとりくめるという点で、
普通の日記にくらべても良い習慣です。
特に10歳ぐらいまでは、イメージ力が強いので、
理にかなっている習慣だといえます。
ところで、それを誰が読んで、フォローするのか
ということが問題になります。
驚くことに、先生が毎回全員の日記にコメントをつけて返す
という学校があります。
私立の先生といえども、お給料はそれほど公立学校と変わらないので、
どれだけ教育熱心なのかと、感心してしまいます。
一方で、保護者の方がフォローするという学校もあるようです。
絵日記は子どもの習慣づけが目的なので、
たとえ子どものためとはいえ、
親御さんに、毎日コメントを依頼するというのは、
親子の距離感の難しさと、得手不得手のことを考えても、
どうかと思わなくもありません。
コメントが苦痛で、絵日記をみるのがいやになるぐらいなら、
コメントは口頭で「おもしろかったわね。」「こんなことがあって、よかったわね。」
と返して、日記帳には、
などという
スタンプを、何個か買って押すだけ
というのも
あり
ではないでしょうか。
せっかくの楽しいコミュニケーションの機会ですし、
貴重な子ども時代の記録でもあるので、
楽しく続けたいものですね。
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