こんにちは。 【脳力さくぶん教室】の直井です。
「文章は人である」と言われていますが、
作文も書いている子どもたちの個性によって、よりどりみどり。 いろいろな特徴があります。
語彙も表現力も論理力も大人顔負けだという文章が書ければ、
それは確かに100点に近いという評価ができます。
しかし一方で、文章はつたなくても、その表現している世界が、
素朴で童話のような味わいがあるということもあります。
もし、メルヘン度とか、天然度?とかの評価基準があったら、
いくら大人顔負けの表現力であっても、それには負けてしまいます。
また、作文を書くことによって、自我を形成するということの教育効果が、
思いのほか大きいということを感じています。
これは、まわりの大人が「マイナス評価」という愚かなことをしなければ
という条件付ですが、
自分の考えを文章化して、それを読んで確認する
という作業が、子どもたちの自尊心を育て、
外に向かって自分を打ち出していくときの自信になっていきます。
私の作文の指導では、例えどんなにつたない作文であっても、
上達するように指導していきますので、
自分の心の中が形になって、それが段々進歩していく
ということをお子さんが実感できます。 それは、早く走れるようになるとか、テストの点数が上がる
とかということよりもっと大事な
「人として精神の成長を味わう」
というかけがえのない経験になっています。
作文教育ということは、あまり一般的ではなく、
こうした観点から作文指導をしているところというのも他に知りませんが、
単に文章の出来、不出来だけを見ないで、
こうした成長過程を、お子さんといっしょに楽しんでいただければと願っています。
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