中国でもロシアでも、社会主義が崩壊し、マルクスの「資本論」は、
過去のものだと思われがちです。
しかし、社会主義国家の経済が崩壊したからといって、
必ずしも資本主義がうまく行っているとは、いえません。
今の日本が陥っている、正社員の長時間労働、非正規社員の貧困化は、
19世紀に記された『資本論』で、すでに起こりうる現象として予見されているのです。
経済学の基本教科書『資本論』を紐解くことで、
意外にも日本の現状と問題点をすっきりと理解することができます。
漫画版でとても読みやすい『資本論』の解説書です。
中高生でも充分理解できるので、
社会科学系学部への進学を考えるときにも、押えておきたい一冊です。
参考 お金の仕組みがわかる本
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