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国語の問題文に向き合うには

こんにちは。直井メソッド国語教室の直井明子です。

「うちの子は、やる気がないんです」という相談を受けました。やる気がないから、怒る~すると、ますますやる気がなくなります。マイナスの感情にマイナスの感情が加わると、マイナスが増えるというのが、気持ちの読解でしたよね。
国語に対してやる気が出ない原因を考えてみると、大体二つにわかれます。一つは、「わからない」と「わかる」の間の段差が大きすぎて、意欲をなくすこと。もう一つは、内容そのものに、興味を持てないことです。

一つ目の原因は、そもそも中学受験のカリキュラムが、かなり出鱈目だという大人側の事情によります。問題文は普段決して読むことのない大人向けの一般書から出題されます。小説だって、子供向けの内容とはいえ、普通の小学生が楽しみで読むような本は少数派です。だったら、問題文の内容そのものに対する解説をかなり丁寧にやる必要があるのですが、そうした授業をやる塾というのは、聞いたことがありません。

私のマンツーマン授業は、読解法が中心なので、そうした解説にも限りがあります。そもそも無理を押しつけている学校にクレームをつける…というのができないので(笑)、それをフォローするのは、保護者の役目となってきます。お子さんに問題文の音読をしてもらい、語彙や概念が追いついていないところを、その場で説明してあげるのです。「辞書を引かせる」というのは、よほど辞書が好きな子以外、させないでください。わからないところをわからないままにしない、お母さんやお父さんに聞けば必ずわかるようになる、という安心感が大切なのです。もともと理不尽な状況なのですから、親が味方にならなければ誰が…ということなのです。そこで、叱るなんていうのは、もっての外だと思いませんか?

二つ目の「興味を持てない」というのは、その学校に価値観が合っていないということです。嫌だったら、受験をやめればいいと思います。言葉の影響力はとても強いので、嫌な文章を我慢して読む必要はない、いや読んではいけない、ぐらいに子供達には言っています。文章を書く人が、すべてよい影響を与える人ばかりではない、ということは、大人にとっては常識です。子供は自我が弱いので、嫌な文章から自分を守ることができません。そうした見識の学校には、入れる必要なないのではないでしょうか。

本に書かれている価値観は、所詮、著者の価値観です。本を読むことは、自分の価値観を形成することにつながるので、自分の価値観に合わなければ、読まないという選択もあるのです。自分で考えなければ、自分の価値観は築けない、だから、著者の価値観をうのみにしていても、自分の価値観は築けないのです。本を読むことと自分で考えること、このバランスの上に、高度な価値観の形成があります。これは、とてもデリケートなプロセスなので、問題文で丸投げするような教育方法は、いただけません。ここでも、親、または信頼できる大人が咀嚼して説明するというステップが大切になってきます。