時間経過の因果関係とは何? – 直井メソッド国語専門塾 【ブログ】
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時間経過の因果関係とは何?

一方で、こうした不確実さを持たない因果関係もあります。それは、時間の経過を反映した因果関係。この因果関係は、結果となる現象が時間をさかのぼっては生じないのがその特徴です。

3-1の例文で言えば、「お金が誕生した」ことと、「分業・交換が発達した」ことは、たまごとにわとりの関係になります。「お金が誕生したから、分業が発達した」のか、「分業が発達したから、お金が誕生した」のかは、「お金」や「分業」をくわしく定義していっても、どこまでも平行線をたどる議論になります。

しかし、「貝がお金として使われた」ことと「金属がお金として使われた」の間には時間の経過があり、これを逆にすることはできません。それは現在、貝がお金として使われていないことからも証明できます。

前者は、共有する要因でつながっている相互的な因果関係。後者は過去から未来へと時間軸の方向が決まっている先後的な因果関係であると解釈することができます。文章の種類と読み解き方については、4-2にくわしく書きますが、前者が論説文、後者が説明文で、基本的に使われている因果関係の書き方です。

 

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