文の構造を知って作文を上手に書く – 直井メソッド国語専門塾 【ブログ】
国語の個別指導なら直井メソッド国語専門塾
平日 14:00〜20:00
土曜 10:00〜18:00

文の構造を知って作文を上手に書く

文章を読解と同じように作文、つまり文章を書く練習についても、流れがしっかりとした構造的思考が効果的な学習のカギです。

作文は小学校の国語の授業で取り組みますが、その書き方を教えてもらえることは、あまりありません。通信教育などでも、書いた作文について、文章や字の間違いを赤ペンで直される指導方法が一般的。書く前に、何をどう書けば良いのかを教えてもらえてはない。本質が忘れられているのです。

中には数をたくさん書いているうちに、上手になる子もいます。しかし、いつまでも苦手意識を持ってしまい、文章上達に意欲が持てない子も少なくありません。いや、多いのです。文章を書くことは技術です。テニススクールや水泳教室に置き換えて考えてみましょう。初心者はラケットの振り方やバタ足などの基本動作から教わり、初級~中級と次第に難しい動きができるように「学習」していきます。それをやらないで、はじめからコートでボールを打ったり、プールで見よう見まねで泳いだりするような「教育」が、作文では一般的に行われているのです。

また、4-2で取りあげた文章の種類で考えると、作文構成はエッセイのそれになるでしょう。もっとも構成が難しい文章です。それを、書き方を教わらないで書くというのは無理難題。本来なら、説明的な文章、物語的な場面の描写と部分的に勉強していった方が上達するのは明らかです。

小学生が文章を書くための構成を勉強するには、中学受験の算数で特殊算に取り組むのと同じ理屈。論理的な理解よりもイメージ的な理解を重視した方が良いのです。文章だけを取りあげて、ドリルのように部分的に練習していくより、全体のイメージから直感的に文の構造を理解する方が適しています。自分の「素のまま」を出すのがポイントになると話す作家もいます。

文章の練習を中心として、ドリル的に構成された教材だと、あまりにも難しくてつまらないので、多くの子が途中で挫折してしまいます。小学校の低学年ではよく絵日記を書きますが、それはイメージを文章にするための学習段階を踏んだ練習方法だと言えます。

こうした小学生の特性を考えて、私が考案した教材がスターシートと名付けた作文練習用のテンプレートです。これにはセンターイメージ(絵)を描く円を中心として放射状に文の構成が描かれ、その先に自由連想した言葉を書くようになっています。言葉がイメージを中心として、星(スター)のように光が広がるイメージです。

このテンプレートは中心の絵を描いてから、右回りに楕円形の枠の中にメモを書いていき、すべての枠が埋まったところで、文章に書き起こしていきます。この方法で練習すると、100字の作文を書くことが難しい子でも、すぐに原稿用紙一枚ぐらいのきちんとした構成の文章が書けるようになります。作文が上手な子が使うと、さらに構成が複雑な長い文章を書けるようになります。

これがどのように文の構造と対応しているのでしょう。右回りの順番が時間軸、木の枝のような広がりがくわしくする部分に当たります。大きい枝の部分の内容とその組み合わせによって、説明文や論説文、エッセイ、物語文となどの種類に書き分けができるように考えています。スターシートの種類やそれを使った作文例は、拙著『最強作文術』に存分書き込みましたが、ここでは簡単に使用例を見ていきます。

 

自由が丘の塾 直井メソッド国語専門塾