捨て問題の考え方

こんにちは。作文・読解プロコーチの直井明子です。

実際の受験と模擬試験の国語の問題は、目的の違いと主旨の違いから、別物と考えた方が良いので、模擬試験の点数を上げる対策というのは、本来あまり意味がありません。全然自慢になりませんが、私は大学受験のときは、E判定しか取ったことがありません。でも、勝算があったので、全然気になりませんでした。

しかし、模試の偏差値が気になる方も多いので、模試の成績を上げる方法をお伝えします。この方法で、模試の偏差値40を切っていた生徒さんが、2度目のチャレンジで、ほとんど手がつけられなかった問題をオールクリアして、60を超えるぐらいの点数になりました。(ということは、模試の成績なんて、そもそも当てにならないということなんですが…)

その方法とは、ズバリ捨て問題を正確に知るということです。

そんなの知っているよと言われるでしょうが、算数の捨て問題の見分け方というのは、どんな先生でもやりますが、国語の捨て問題の指導というのは、聞いたことがありません。

なぜ捨て問題を知ることが必要かというと、合不合判定テストのような全国模試は、最上位の生徒さんについても、差をつける必要があって、残り97%の受験者には全く関係のない問題が混じっているからです。

それから、自分の読解と解答スピードで、時間内に取り組める問題に限りがあります。捨て問題を設定して、残りの問題を時間内に解けるかどうか、見極めておく必要があります。

そうして、模試を自分の実力で満点が取れる問題へとカスタマイズしてしまうのです。

それから、問題に取り組む順番ですが、

1.知識問題

2.説明文(または、説明的随筆文)

3.物語文

で、取り組みます。

頭を分析的な状態にしておいてから、物語文をやった方が、集中力が持続できるのです。

冷静な状態なので、時間の読みも狂いません。

国語の捨て問題については、数種類のパターンがあります。それがわからなかったら、正答率の低いものから順番に10問ぐらいを見て行って、パターンを推測してみてください。

捨て問題がわかったら、それにはまったく手をつけないで、解き直しをやってみます。それで、8~9割の正答率になったら、捨て問題の選択がうまくいったということになります。

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