現代国語のテストのジャンルは、
おもに、
論説文 と 物語文
に分かれます。
物語文は、感情描写の多い小説から出題されることが多く、
その読み取り方には、独特のポイントがあります。
もともと小説として書かれているものなので、
感情の変化がなければ、面白くありません。
それも、単純な感情をストレートに表現すると、芸術性がなくなるので、
情景描写や、屈折した感情を、
ストーリーの中から読み取るようになっています。
テストでは、そこが、読めているかどうかが、
まるで、クイズのように、出題されてきます。
ふつうなら、読み流してしまうような、細かな起伏まで、
読み取ることが要求されるのです。
なので、自分の感情の共感にあわせて読んでいては、
問題を解くのは難しく、
気持ちの推移とその連鎖
を、意識しながら、押えていく必要があります。
物語文というと、解けるか解けないかは、
テクニックと関係ないと思われがちですが、
こうした読み方を実践してもらうと、
あっけないほど、簡単に正解が導けることがわかります。
物語文の解説だと、場面だとか、人物だとか、
いろいろなものに焦点が当てられますが、
基本は感情や思考の推移です。
それは、論説文の読解で、
論理展開が基本となっていることと、
同じです。
本番で、実際に高得点が取れるかどうかは、
その後の練習量に関わってきます。
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