小学校3年までの生徒さんには、
説明的文章の暗唱に取り組んでもらっています。
暗唱というと、丸暗記なので、「頭を良くする」のと関係ないような印象を受けますが、
それは、漢字を覚えるような暗記作業とは、性格がまったく違います。
考えるためには、ものごとを考える上での
文の構造を身につける必要があるのですが、
その練習方法は確立されているとは言えません。
知的水準の高い大人の人と会話をしていたり、
説明的な本を読むのが好きなお子さんは、
自然とそうしたフレームを身につけていますが、
それもある程度までの水準で、
そこから上を目指すには、お手本を覚えてしまうのが、
一番良い用法です。
暗唱すると、ただ読んでいるだけよりは、
長期記憶に残るので、考えるときに連鎖して、
そのフレームを思い出すことができます。
一編に覚えようとすると60回繰り返さないといけませんが、
短期記憶で覚えて、長期記憶→潜在記憶にしていくやり方を、
以前記事に書いているので、参考にしてください。
「暗唱は少しずつ」
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