理系頭の子が、国語を苦手になるパターン

最近読解を始めたある生徒さんが

「算数の成績が上がった。塾で1番。」

という報告をしてくれました。

文章を読むことがとにかく苦手。

学年相当より3学年以上、下の学年のテキストを使っていても、

文意の把握が容易でないことがあります。

これだけ、文章への集中力がないと、

算数の文章題を読解することも、容易ではなかったはずです。

つまり、もともと理系的な思考力の素質が強くて、

文系的な思考力に、注意が極端に向いていなかったことが予想されます。

こうしたお子さんは、語彙も少ないです。

そもそも言葉への関心が低いので、

字義通りの言葉の使い方以外は、

気持ち悪くてストレスすら感じているのです。

例えば、

井戸端会議

のような、普段耳にするような言葉が、

語彙としてまったく入っていません。

文系的なセンスから考えれば、

井戸端という前時代的なアイテムと、

ただのおしゃべりを「会議」というような

ものものしい表現をすることに、

面白さを感じるものなのですが…

そして、あまりにも語彙が乏しいので

(それは、文系のセンスから考えると想像を絶しています。)

英単語の参考書のようなものを使って、語彙を増やすのですが、

それすらも、日本語?というリアクションでないことは、

つい笑いを誘ってしまうものです。

でも、本人たちは、いたって真剣なんですよ。

国語ができないために、理系的な素質が伸ばせない

というでは、

高校入試や大学入試で、そして社会人になってからも、

大きなハンディを負ってしまうことになります。

本当の意味で得意になることはなくても、

リカバリの仕方を覚え、

センター試験では現代国語で満点を取ってもらう

というのが、読解指導の最終目標です。

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