ダイアローグの持続性こそ試験のかなめ

国語ができない、本を読まないと言っても、算数ができる子は、メソッドやトレーニングによって国語の偏差値が伸びるのが早いものです。反対に国語ができる子の中でも、単に読むのが速いというのではなくメソッドによる読解ができる子に算数の読解を教えると、算数もできるようになります。私は１０年ほど前に、理系の「ソフトウエア開発技術者」という難関国家資格と、法律系の「マンション管理士」という難関国家資格を、同時期に取得したことがあります。法律の勉強は初めてで独学でしたが、それでも合格したのは、「ソフトウエア開発技術者」で長い論理過程を追いきるというトレーニングを行ったためでした。つまり、文系であろうと理系であろうと、論理を追うという作業には共通しているものがあるのです。「ここの学校の算数の問題は、こうやって解けばいいんだよね」と、教えてあげるだけで、算数の偏差値が急上昇した生徒さんもいます。その秘密が、ダイアローグ（内的対話）です。精神的に成長している子が、中学受験では有利だと言いますが、それはダイアローグができるかできないかということにも繋がっています。計算練習も特殊算数の解き方も勉強しているのに、中堅校の算数で合格点が取れないのは、ダイアローグの初歩ができていないことが、原因となっています。では、精神的な成長が遅いお子さんは、受験ができないのかというとそうではなく、ダイアローグはトレーニング次第でできるようになるので、ダイアローグの練習をやることで、逆に精神的にも成長するのです。そして、成績も急激に伸びていきます。このことは、作文だけを教えていた時から分かっていたことなのですが、本当に大事なことなので、読解を教えながら練習するだけでなく、独自のトレーニングメニューを作っていきたいと考えています。 ]]>

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